(2026-02-09) (現カナ)
2025年12月22日に改定になった「ローマ字のつづり方」は、私の目指す長音翻字式が取り入れられているので、今後はこの内閣告示に従いつつ、細部を補うことで、ローマ字文をつづっていく。
私が今まで試案として定めてきたいくつかの「ローマ字のつづり方」は次の記事内で示されている。これらの方式はアーカイブとして取り下げ、今後は「2025年版+α」を現行のつづり方とする。
2025年版「ローマ字のつづり方」
- 本表と対照表の一部を組み合わせた表である。
- 丸括弧内は、対照表に含まれる訓令式/日本式のつづりで、ローマ字入力ではこちらが主流である。
- 角括弧内は、四つ仮名「ぢ、づ、ぢゃ、ぢゅ、ぢょ」や助詞「を」のつづりを示し、ローマ字では「じ、ず、じゃ、じゅ、じょ、お」と同じつづりである。
- つづりが複数あるものは、上段にあるヘボン式のつづりを優先的に使う。
撥音「ン」
- 常に「n」とつづる。
- 「b, p, m」の前でもヘボン式の「m」は使わず「n」とつづる。
- 「a, i, u, e. o, y」の前では、「n」の後ろにアポストロフィ「'」を添える。
促音「ッ」
- 常に後ろの子音字を重ねる。
- 「ch」の前でもヘボン式の「t」は使わず、後ろの子音字を重ねて「c」とつづる。
長音
- 現代仮名遣い*1で表す長音は、仮名を一文字ずつローマ字に置き換えてつづってもよい。
- 長音符号「ー」で表す長音は、前の母音字に上にマクロン 「¯」 を添える。
- 長音以外で母音字が連なる場合、長音でないことを示すためにアポストロフィ「'」で前後を切り離してもよい。
助詞と文
- 助詞「は、へ、を」は、それぞれ「wa, e, o」とつづる。
- 固有名詞は先頭を大文字にする。
- 形態素の区切りにはハイフン「-」を使ってもよい。
- 文は大文字で始まり、ピリオド「.」で終わる。文を読みやすくするために、途中でカンマ「,」を入れてもよい
2025年版拡張
分かち書き
長音符号「ー」の長音
- 長音符号「ー」で表す長音は、前の母音字を並べてつづる。
- 例えば「アー」は「aa」で表す。
- 単独の長音符号「ー」は「h'」とつづる。
外来音
- 外来音*2のつづりは自由であるが、おおむね次のようにつづる。
- 訓令式/日本式と書き分けるために、「s, z, t, d」 の後ろに「'」を添えて「s'i, z'i, t'i, t'yu, t'u, d'i, d'yu, d'u」のようにつづる場合もある。
- ローマ字で外来音の翻字からつづりへ - ziomの日記
古文用の仮名
- 古文では、対照表に含まれる日本式のつづりを優先的に使う。
- 歴史的仮名遣いのために次のつづりも使う。
- 一部、外来音と同じつづりがあるが、文脈で読み分けるものとする。
厳密な翻字
- 四つ仮名をつづり分けるときは、「'」を前に添える
- 「ぢ、づ、ぢゃ、ぢゅ、ぢょ」は「'ji, 'zu, 'ja, 'ju, 'jo」とつづる。
- 助詞をつづり分けるときは「'」を前に添える。
- 「は、へ、を」は「'wa, 'e, 'o」とつづる。
- 語末や形態素末などに現れる単独の促音は「q」でつづる。
- 例えば「アッ」は「aq」とつづる。
- 単独の小書きの仮名は「`」を前に添える。
- 例えば「ホゥ」は「ho`u」で表す。
- 単独の濁点「゛」は「';」を前に添える。
- 例えば「ワ゛」は「';wa」で表す。
- 単独の半濁点「゜」は「':」を前に添える。
- 例えば「カ゜」は「':ka」で表す。
文字種
ローマ字文では漢字や片仮名の情報が失われる。漢字熟語には同音異義語が多く、片仮名も和製英語で誤解が生じやすい。これらの単語をわかりやすい大和言葉に置き換えるまでは、ローマ字文を読みやすくするために、原文の文字種情報の残した方がよい。この装飾文字はオプションであり必須ではない。
- 原文が漢字熟語の場合、太字にする。
- 原文が片仮名の場合、斜字にする。
- 斜字を使えない場合、「_」を後ろに添える。
- 原文が他言語のつづりの場合、下線を付ける。
- 下線を使えない場合、「_」を前に添える。
履歴
- 2026-02-06: 初稿
- 2026-10-13: 長音と翻字の表を追加
- 2026-10-26: 四つ仮名と助詞の区別を翻字に集約