正仮名遣ひ文の作成方法

 正仮名遣ひ文の作成方法

  • 1. 現代仮名遣ひ文で、文章を完成させる。
  • 2. 「う」を検索して、長音の場合は、必要なら手前の仮名文字を書き換へ、次に、必要なら「ふ」に置き換へる。
  • 3. 「わ」「い」「え」「お」「じ」「ず」をそれぞれ検索して、必要なら「はひへほゐゑをぢづ」に置き換へる。

 これが最も簡単です。「わいうえおじず」を置き換へると言っても、漢字で書くべきところを漢字で書いてゐれば、検索で見つかるのは、ほとんどが、用言の活用語尾と補助用言なので、すぐに置き換へ方を覚えてしまひます。仮名文字で「くゎ」「ぐゎ」を使ふやうな場面はまづありません。よく、正仮名遣ひを習得するには、入力時からハ行転呼音をすべて校正なしで書けとか、仮名漢字変換は、字音仮名遣ひで変換せよといふ指摘がありますが、ここまでハードルをあげる必要はありません。作成時に一時的に現代仮名遣ひであっても、作成後に正仮名遣ひとして公開すれば、胸を張って正仮名遣ひ文と言へます。