特集「カナモジ文に挑戦」: 検索エンジン対策

(2020/07/02)

 ローマ字文に注力して丁度2年半が経過しました。試行錯誤をしながらも、「ローマ字のつづり方*1」「ローマ字文の分かち書き*2」「ローマ字入力*3」をまとめることができました。「ヱピモセズ・ブログ*4」もこの方針に沿って進めていくことになります。
 今回からしばらくカナモジ文に挑戦してみます。といふのもカナモジカイの公式サイト*5を見てゐたら下記のやうな記述*6が見つかったからです。

 4.インターネット上では、漢字かな交じりの文章が前提とされてるため、カナモジカイのウェブサイトでは検索のしやすさなどを考慮して、一般的な漢字かな交じりの表記をあて多く使ってます。

 全文ローマ字の「ヱピモセズ・ブログ」を検索エンジンで訪れることはまづなく、ほとんどが、このブログを経由してゐます。しかも、検索エンジンで訪れたとしても、目的の検索語で訪れた訳でなく、たまたま外国語に似たやうなスペルがあるから、外国から訪れるやうな状況です。仮名書きのページはそこまで悲惨ではないでせうが、平仮名の羅列が有効な検索語になることはまづないでせう。
 余談ですが、さう考へると正字正仮名のサイトは恵まれてゐます。正仮名遣ひが検索語の精度を妨げるやうな印象はありませんし、正字で書いても、正字常用漢字字体を同一視してくれます。逆に「てゐる」を検索語にすると、正仮名遣ひ実践サイトが見つかるといふ便利な使ひ方もできます。
 さて、カナモジ文を検索エンジンに見つけてもらふには、ルビタグを活用することです。ルビタグとは本来漢字に振り仮名を付けるためのものです。発想を変へて、カナモジに漢字を振ります。さうすることで検索エンジンが、カナモジ文のページに漢字のインデックスを付けてくれます。下記の要項でカナモジ文を作成します。

  • (1) 片仮名を使用
  • (2) カナモジ文は現代仮名遣ひとする
  • (3) 分かち書きはローマ字文と同様の規則
  • (4) 必要に応じて漢字でルビを振る
  • (5) ブログの方針上、正仮名遣ひのルビも振る

 (1)(2)(3) はカナモジカイの慣習に従ひました。(4) は検索エンジン対策で、(5) はこのブログの方針を維持するためです。ローマ字は仮名文字ではないので、ローマ字ブログは現代仮名遣ひに基づきましたが、カナモジ文は仮名文字を使ってゐるため、現代仮名遣ひのまま放置するのは、ブログの方針に合はず、正仮名遣ひの補足を付ける必要があります。