『かなづかい入門』

 上記の本は、最近、正字正假名サイトで話題になってゐるやうです。ちょっと考へると歴史的假名遣ひがいまだにサブタイトルになってゐる時點で、正字正假名復權の動きは無視できないといふ証拠です。無視できるものなら、歴史的假仮名遣ひが話題になることはありません。
 ところで、『もじのなまえ』(id:ogwata:20080719) のサイトによると、常用漢字の擴大で、一部、正字の部品が標準字體になりさうな感じですね。少なくとも、正字に關して言へば、數年以内に併用といふ扱ひで復活すると思ひます。臺灣では今でも立派に現役の字體なのですから、日本だけ舊字體として排除するやうでは國際化に取り殘されます。