狼少年

 たまたま、過去の記事で面白いものがあって、そのままアンテナに登録してゐるのだが、良くも毎回毎回日本に不利な解釈ばかりできるものだ。確かに自戒の姿勢は必要であるが、かうも毎回毎回日本に厳しく解釈し、外国には甘く解釈してゐると中庸の感覚が失はれて却って本質を見誤るのではないか?実際、半年ぐらゐ前の記事を見ると、今頃、日本は既に大恐慌で街角にホームレスがあふれ犯罪が多発してゐるかのやうな予測だった。

 景気対策を取ったら、今度は環境対策にケチを付ける。

 日本の経済政策は稚拙で、アメリカの経済政策は思慮深い?

 いや、アメリカ企業は、株主に約束した配当を確保するために、将来への設備投資をケチってゐるから、見かけ上の利益率が高いといふことを知っててとぼけてるデショ!アメリカ企業の利益率と掛けて中国のGDP成長率と説く。その心はどちらも最初に数字ありき。10%の利益率が上がったと解釈するのではなく、10%の利益率を確保するために、リストラは行ふし部門は切り売りするし経理操作さへする。それがアメリカ企業。

 ところで、ライブドアのブログって、記事ごとのアンカーがすごく見付けづらいのだが、どうかならんかね。いくら日記は書き捨てと言っても、過去の記事にアンカーを張る必要性はあるわけで、これでは過去記事の検証もしづらい。もっとも狼少年に取ってはこの方が都合がいいのだらう。日本の売れっ子経済学者もこれと同様に狼少年ばかりだ。テレビを付ければ狼少年ばかりが出演してゐる。これでは視聴率が低迷しても仕方ない。