日本漢文の世界

 最近、アンテナで更新されてゐないと思ってゐたら、サイトが移動してゐた。(『日本漢文の世界 近代日本人の漢文作品 kambun.jp』)

 本居宣長は当時の唐音(南京音)を「甚だしき謬音なり」と決め付けましたが、これは当時の南京音が韻書に合わなかったからです。今の「普通話」も、彼にかかれば「甚だしき謬音なり」と退けられてしまうことは、まず間違いないところです。

 言葉が移ろふのは仕方ないとしても、唐代から明代の間には日本では信じられないやうな動乱が中国であったからね。