XHTML1.1では複合ルビをサポートしてゐるが、複合ルビを使ふとソースファイルの可読性が高まるかどうか試してみる。当然のことながら、現状では、IE系のブラウザでの表示を想定してゐる。
<ruby>
<rbc><rb>本日</rb>は<rb>晴天</rb>なり</rbc>
<rtc><rp>(</rp><rt>ほんじつ</rb><rt>せいてん</rt><rp>)</rp></rtc>
</ruby>
本日 は晴天 なり
さう言へば、IE系でも複合ルビはサポートしてゐなかったことを思ひ出した。複合ルビが使へれば、ソースコード保守のために現状で選択できるベストな方法だったので残念だ。仕方ないからテーブル要素を使ってみる。
<table>
<tr><td>ほんじつ<td> <td>せいてん<td>
<tr><td>本日 <td>は<td>晴天 <td>なり
</table>
ほんじつ せいてん 本日 は 晴天 なり
スタイルシートでそれらしき表記は可能だと思ふが、改行処理でつまづく。これは誰でも想像できることだ。最後に、HTML5最終ドラフトのルビ記法を試してみる。ソースを簡潔にするために<rp>要素は使はない。
本日は晴天なり
正しくレイアウトするためには、「<rt> </rt>」といふトリッキーな余白が必要になる。もう一丁、文単位で<rt>を摘要してみる。
本日は晴天なり