特集「ローマ字入力」: 第3表と解説

(2018/11/20)

第3表: 小書き仮名、分離入力、濁点、半濁点

xa xi xu xe xo xya xyu xyo xwa xb xp
uxi uxe uxo
toxu texi texyu kuxwa
doxu dexi dexyu guxwa
  • 全て訓令外
  • 「xb」=「゛」、「xp」=「゜」はユーザー定義が必要

解説

 第3表は小書き仮名(捨て仮名)と分離入力、濁点、半濁点の表です。小書き仮名、濁点、半濁点は単独では音価を持ちませんが、入力時に必要になる場合があります。直音とこれらの定義があれば、すべての特殊音が入力可能になります。
 小書き仮名は、ア行、ヤ行、ワ行のつづりに「x」を前置きします。訓令定義では表記が難しい「ウィ」「ウェ」「ウォ」「クヮ」「グヮ」「ティ」「テュ」「ディ」「デュ」「トゥ」「ドゥ」は直音と小書き仮名を分離して入力することで表現可能です。濁点は「xb」、半濁点は「xp」で入力します。ただし、単独の濁点・半濁点を処理できるIMEは今のところないやうです。
 なほ、訓令定義では「kwa」「gwa」を「クヮ」「グヮ」に結び付けてゐますが、「kwa」「gwa」は既に外来音の「クァ」「グァ」に使はれてゐるので、使用頻度が低い「クヮ」「グヮ」は分離入力となってゐます。