(2020/02/23)
ヱピモセズ・ブログ*1では、「現代かなづかひ」のローマ字書写を連載*2として始めてゐます。旧仮名遣ひを使った用例もあるのですが、あへて、ヘボン式とNQ式*3の翻字で書き写してゐます。現代仮名遣ひをヘボン式で書いてゐるのに、旧仮名遣ひを日本式に変えるのは一貫性がないといふ判断から、どちらもヘボン式に合はせてゐます。
日本式は、日本語の文法事項や音韻変換の法則を簡潔に示すことができます。ただ、文法や音韻変換のために表記があるのではなく、表記があって、その表記を受け入れた状態で、どれだけ文法や音韻変換の規則を伝えることができるかの方が重要です。話し言葉や書き言葉(表記)の説明は規範的であるのでなく、記述的であるべきです。