(2021/12/21)
NQ式*1で長音になるのは次の組合せです。
- 「aa」「ee」「ei」「ii」「oo」「ou」「uu」
このうち「ei」「ii」はヘボン式で認められてゐて、普通に使はれてゐます。また、ウェブアドレスやツイッターのアカウントを見ると、意外と「ou」の組合せは使はれてゐるやうです。「公募ページ」を「kobo.html」と名付けるよりも「koubo.html」と名付ける方が親切です。ところが、「aa」「ee」「oo」「uu」のやうに文字幅がある母音字を重ねて、長音を表すことには抵抗があるやうです。特に「uu」は漢字の音読みで頻繁に現れますが、「uu」とつづる例はまづなく、「u」もしくは「uh」です。
今まではNQ式の原則に従って、つづりを示したきたのですが、この特集では、なるべく違和感のない長音の代替表記を用ゐて、つづりを示していきたいと思ひます。
- NQH式を用ゐます(詳細はNQ式の付録に示してゐます)。
- 誤読を防ぐ声門閉鎖音「q」はまだ馴染みがないので「-」を用ゐます。
それでは次回から東京都の地下鉄*2で、長音を含む駅名のつづりを示していきます。