けふは、國内のマスコミは、小泉改造内閣のニュース一色なので、ＣＮＮからの引用。
India, Pakistan ready to talk ( インド、パキスタン 對話用意 )
http://www.cnn.com/2004/WORLD/asiapcf/09/23/pakistan.un/index.html
Singh, who is pressing for countries such as India, Japan, Brazil and Germany to become permanent members of the U.N. Security Council, said there was a need to reform the body to make it a more effective global voice.
新常任理事國の候補は、日本、ドイツ、インド、ブラジルですが、日本には支那と韓國が、ドイツにはイタリアが、インドにはパキスタンが反對してゐるのは有名です。反對の理由として該當國の歴史認識が間違つてゐるとか好戰的だとかいひますが、それは單なる方便であつて、本心は、隣國の發言力向上を警戒するといふ地政學の非情な論理に基づいて行動してゐるだけです。だから、よく、日本のマスコミが、常任理事國入りに消極的であつたり、歴史認識を再考せよといふ論調は、そのまま、支那の持つ警戒心の現れなんですよね。日本のマスコミは支那の代辯者ですから手に取るやうに分かります。
一部のネット評論家( → http://www.tameike.net/pdfs4/tame247.PDF )(*1)は相變はらず支那への根回し不足だといひますが、地政學の非情な論理があるかぎり、支那が日本の常任理事國入りに贊成するはずがありません。無駄な根回しをするぐらゐなら、正々堂々と正論をぶつておけばいいのです。もちろん、そのことで支那の反對により日本の常任理事國が遠のく可能性もありますが、そのときは、國民からみて、だれが日本にとつて本當の敵なのかを分からせるのにいい踏み繪になります。
日本國民にとつて一番 大切なのは常任理事國入りよりも、本當の敵を知ることです。
( *1: 溜池通信そのものは、評價できるサイトです。 )
