小学2年生でも使へる「は」「へ」「を」

小学2年生でも、作文のときに「は」「へ」「を」を正しく使へるのだから、同じく助詞の「ぐらゐ」「さへ」「づつ」は使へるよね。同様に考へれば、接続詞の「なほ」「まづ」も使へるだらう。

また、漢字で「居る」「要る」「入る」の使ひ分けができるのなら、「ゐる」と「いる」を使ひ分けることもできるだらうし、同様に「事を荒立てた」と「荒立てたこと」を使ひ分け、形式体言の概念が理解できれば、「書きさうだ」「書くさうだ」「書くやうだ」も難なく書ける。

結局、活用しない単語であれば、遅くとも、小学3年生で正仮名遣ひは習得できるだらう。残りは、用言の活用形に関連する「ア行、ハ行、ヤ行、ワ行」の書き分けと、長音に関する部分だ。これもそんなに難しいとは思へない。