電池だけで走行、「省エネ」路面電車が登場

電池だけで走行、「省エネ」路面電車が登場
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20071025i417.htm

車内に搭載した電池だけで走り、停留所に止まつた数十秒間に消費分を急速充電できる路面電車を、財団法人鉄道総合技術研究所(東京都国分寺市)が開発した。

 11月末から、札幌市で性能を確認する実証試験を始める。

 床が低いバリアフリー型の車両で、搭載したリチウム電池をフル充電すれば約15キロ・メートル走れる。減速時には、電車の勢ひの7割を電気に戻して電池に蓄へる。停留所では、パンタグラフを上げて架線から補ひ、急速充電する。現在の路面電車に比べて約1割の電力量を節約できるといふ。来年3月まで行はれる実証試験には、ニッケル水素電池で動く川崎重工の車両も参加。よい結果が出れば、省エネ路面電車の実用化が近づく。

(2007年10月25日22時29分 読売新聞)

充電時間が数十秒なのは魅力だが、1割の電力節約はどうなのだらう?電池工場のラインを維持するだけでも、この1割分を消費するかも知れない。ともかく将来に向けての第一歩だね。少なくとも自動車分野では、巨大な既得権益が邪魔をしてなかなか電化が進みさうにもないので、鉄道分野で実績を上げていくのも良いだらう。