霊長類の3割、絶滅の危機

霊長類の3割、絶滅の危機
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20071029it03.htm

国際自然保護連合(IUCN、本部・スイス)は、ゴリラやオランウータンなど世界の霊長類の約3割が、絶滅の危機に直面してゐるとする報告書を作成した。

 人類を除く霊長類にとつて、地球環境の悪化は危機的な事態にまで進行してゐるといふ。

 IUCN種の保存委員会などが、21か国60人の専門家の分析を基にまとめた。報告書は、現在394種が確認されてゐる霊長類のうち114種が、深刻な森林破壊、違法な狩猟、ペット目的の捕獲、地球温暖化などの原因で、絶滅の恐れがあると指摘。特にアジアが深刻で、絶滅が心配される上位リスト25種中11種が、アジアに生息する霊長類だつた。

 上位リストには、西アフリカのクロスリバーゴリラ、インドネシアスマトラオランウータンなどが含まれてをり、「地球温暖化熱帯雨林の破壊を食ひ止めることが、霊長類を絶滅から救ふ道だ」としてゐる。

(2007年10月29日10時34分 読売新聞)

森に適応することで犠牲にした機能も多いので、今さら、森がなくなつては困つてしまふ。でも、地球の歴史で、豊富に森がある時代は決して多くないので、これも時代の宿命か?