簡体字使用の変更は不可能

「中・日・韓・台の漢字統一」報道を否定!簡体字使用の変更は不可能―中国
http://www.recordchina.co.jp/group/g12742.html

2007年11月11日、今月3日に韓国の「朝鮮日報」が伝へた「中・日・韓・台の漢字統一決定」のニュースについて、中国教育部はそのやうな事実はないと否定。北京の「京華時報」が報じた。

先の報道では、北京市で先週開催された「第8回国際漢字検討会」において、中国・日本・韓国・台湾で使用される漢字約5000字から6000字の字体を統一する方向で進めると決定したと伝へられた。

これに関し、教育部語言文字応用管理所の姚喜双(ヤオ・シーシュアン)所長は「そのやうなことを会議で話し合つた事実はない」と報道を完全に否定した。同時に「わが国が使用する標準字体は簡体字である。これは法によつて定められたもので、容易に変更できるものではない」と断言してゐる。(翻訳・編集/本郷智子)

盛り上がつてまゐりました。簡体字を調査すればするほど分かることは、簡体字は「北京方言のための漢字」といふことです。中国政府が北京方言を中国施政下に普及させるためには有用でも、古今東西に存在する漢字文化圏を統合するやうな力量は持ち合はせてゐません。北京方言に偏つた異体字統合や新形声文字の創作では、漢字文化圏の連続性を維持できません。