好敵手

 男子ゴルフのダンロップ・フェニックスは21日、宮崎県フェニックスCC(7010ヤード、パー71)で最終ラウンドを行い、首位スタートの池田勇太が6バーディー、1ボギーの66で逃げ切り、通算15アンダーの269で今季4勝目、ツアー通算8勝目を飾った。2年連続で4勝以上挙げるのは尾崎将司青木功中嶋常幸に続いて4人目。

 石川選手ばかり注目され、石川選手を取り上げることで視聴率が稼げるゴルフ業界だが、池田選手の存在は至宝に近いと思ふ。仮に石川選手がスバ抜けた存在であれば、国内ツアーは退屈になり、彼が世界ツアーに挑戦した時点で、国内ツアーへの関心が衰へてしまふだらう。しかし、石川選手とほぼ同年代で石川選手に匹敵する才能の存在は、今後も長年に渡って国内ツアーを盛り上げてくれるはずだ。どの分野にも好敵手は必要で、好敵手あっての主役である。