原発事故レベル7の発表が遅れた理由

 物知り博士気取りのブロガ達は、発表の遅れを政府の情報隠蔽体質を批判し、自分達は、最初から「正しく」警告してきたのに、誰も逃げようとしないのは、平成の大本営発表のせゐだと批判するけど、あの地震の直後に本当のことを言って首都圏が機能麻痺したら、どうなったか想像力が欠けてゐたのだらう。経済パニックによって復興支援どころか、首都圏で餓死者が出てゐたかもしれない。物資のない東北はもっと悲惨だっただらう。「ただちに健康を害する」のでなければ、首都圏の住民は首都圏に残り日常を維持することで被災地を支援するのが正しい行動だ。今でもさう思ってゐる。被曝の影響については、これから予防医学と先進医療を進めることで最小限に留めていくしかあるまい。