- http://www2.xml.gr.jp/log.html?MLID=xmlmoji&TID=1802&F=0&L=10&R=1
- 「ISO/IEC 10646」の変更履歴 - Wikipedia
- 「ISO/IEC 10646」の版間の差分 - Wikipedia ← 修正前
- ISO/IEC 10646 - Wikipedia ← 修正後
XMLメーリングリストもはてなアンテナに登録してゐるのだが、久々に更新があった。Wikipedia の該当記事を見たところ、もう修正されてゐた。
その代償として、Unicodeを採用したために漢字圏の各国で派生した文化としての字体は否定されることなった。1998年前後から日本で爆発した文字コード論議は、1つにはここに端を発している。
ビッグネームに指摘されてあっさり削除したところを見ると、エディタにとって、それほど信念を持った書き込みではなかったやうだが、もう少し事実関係を争っても良かったと思ふ。新常用漢字表の問題でも、字形の変更について、反対する勢力はもっともらしい理屈を付けてゐるが、もし、文字コードに対する決定権が国内で閉ぢてゐたら、二点之繞の変更にあれほど反対意見が出たであらうか?反対してゐる人はほとんどがインターネットを主力に活動してゐる人たちだ。(古くから国語学を専攻してゐる学者の意見など全く見えてこない。)逆に、この人たちは、ユニコードといふ後ろ盾がなければ、反対する発想さへなかったのでは?
私も字形変更には反対だが、その理由は、二点之繞が正しい字形であり、むしろ、既存の常用漢字も二点之繞に変更してほしいと思ふからだ。ユニコード云々はこの件とは無関係だ。(私はユニコード支持者でもある。)ユニコードにおける之繞の扱ひは、簡体字では一点、韓国では二点、台湾では、拡大表示では二点で、縮小するとバランス的に一点を採用するなど、各国で柔軟に扱ってゐる。文字コードの規格書ではどちらでも良いのだよ。だから、文字コードの整合性だけを理由に字形変更に反対するのを見て違和感を感じる。