常用漢字字体は安楽死でいいでせう

 60年前の当用漢字字体表によって、正字は政府により公開処刑を余儀なくされた。一方、常用漢字字体はシフトJISによって安楽死を迎へるのだから、幸せな方だと思ふよ。世間は常用漢字字体とシフトJISのどちらかを取るとすれば、シフトJISだと思ふ。所詮、常用漢字字体も正字と同じレベルに落とされるわけだ。仲良くシフトJISを使ひませうや。ところで、テンプレートを見ると、また無用な拡張新字体を作らうとしてゐるけど、ユニコード異体字タグあたりを想定してゐるんだらうね。

 所詮ユニコードの手の平で踊らされる字体論争に過ぎないのよ

 実は、ユニコードを使へば、正字だって現状でも99%以上の精度で復元できることを私は知ってゐる。環境が許せばさういふ手法を取ることもできる。JISX0208で包摂基準内と判断された字体差も、ユニコードの公的規格版ISO10646では区別可能だ。そこには、台湾パートと韓国パートがあり、正字を保存してくれてゐるのでそれを利用するだけでいい。具体的な利用方法は、ブラウザの所定要素に言語タグで、台湾か韓国を指定すればよい。