特集「(旧)ローマ字の分かち書き」: 助動詞「た」

(2019/02/09)

  • 分かち書き
    • (1) 原則として、辞書の見出し語は分かち書きの独立した単位とする
    • (2) ただし、接頭辞、接尾辞は分かち書きしない
    • (3) 活用語の見出し語以外の形に接続する助動詞、助詞は分離しない
  • ハイフン
    • (1) 三文字以上の漢字熟語は、結びつきの弱い箇所にハイフンを入れ、再帰的に二文字以下の読みにする。
    • (2) 接頭辞、接尾辞はハイフンで分離する。
    • (3) 助動詞「ます」は主観的表現にも関はらずつづりが長くなるのでハイフンを前置する

小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて一週間ほど腰を抜かした事がある。

 まづ、辞書引きのために単語に分割します。

小学校/に/居る/時分/学校/の/二階/から/飛び降り/て/一週間/ほど/腰/を/抜かし/た/事/が/ある/。

 「抜かし」は「抜かす」の連用形です。その直後に来る「た」は過去の助動詞で、名詞には接続しません。したがって、「抜かした」は分かち書きをしません。「飛び降り/て」も接続助詞が付いてゐることから、分かち書きをしません。「小学校」「一週間」は3文字以上の漢字熟語なので、「小-学校」「一-週間」と分割します。

小-学校/に/居る/時分/学校/の/二階/から/飛び降りて/一-週間/ほど/腰/を/抜かした/事/が/ある/。

 ローマ字文では次のやうになります。

  • Shou-Gakkou ni iru Jibun Gakkou no Nikai kara tobiorite Iq-Shuukan hodo koshi wo nukashita koto ga aru.