国語課題小委員会(第52回)(令和4年7月19日)

(2022-09-11) (正カナ)

 PDFの文書はポスター形式で読みづらいので、写し取って箇条書きに変へました。

今期(22期)以降の国語課題小委員会における審議事項(案)
I 「国語分科会で今後取り組むべき課題」(今後5~10年ほどの審議事項)を整理し取りまとめ。
○ 前期の検討を継続。令和4年度中に報告を取りまとめ。
○ 各課題は、従来の事項別の示し方だけではなく、日本語によるコミュニケーション上の問題点がどこにあるか、という観点から整理。

●「国語に関するコミュニケーション上の課題(国語課題小委員会における審議経過の整理)」(令和4年3月)で示された課題。
1 現行の内閣告示に関するもの
(1)ローマ字のつづり方に関する整理
(2)外来語の表記に関する検討
(3)常用漢字表の在り方に関する検討
2 新たなよりどころ・指針の作成
(1)語彙に関する施策の検討
(2)専門用語(外来語を含む)の扱いに関する指針の検討
3 提言を行うなど、国語分科会として取り組むべきか検討
(1)言葉のふさわしさに関する考え方
(2)情報化社会における言語コミュニケーションの在り方
(3)国際社会における日本語の在り方

II 課題整理と並行して「ローマ字のつづり方に関する整理」に着手。
○ 現在の社会におけるローマ字使用の実態に関する調査を実施した上で整理を行い、混乱を避けるための考え方を提示。
○ 必要に応じて、現行の内閣告示(昭和29年)の扱いについても検討。
○ できれば令和5年度中に報告を取りまとめる方向で検討(ただし、内閣告示の改定等について検討する場合は、この限りではない。)。
○ 次期小学校学習指導要領の改訂に関する検討の開始時期に配慮しつつ審議。

令和4年度
1 ローマ字関係者からのヒアリング(以下は例)
・教育に関する内容(国語教育、外国語教育)
・言語景観に関する内容(交通、観光等)
・ローマ字団体関係者、研究者等
・関係府省(パスポート、JIS、ISO 等)
・日本語を母語としない国内在住の生活者
2 ローマ字使用の実態調査に向けた検討
・調査内容の検討
・問い、調査対象等の検討 等
3 成果物の在り方に関する検討
・どのような成果物が必要とされているか

令和5年度(予定)
1 ローマ字使用の実態調査の実施(春頃)
2 ローマ字使用の実態に関する整理と分析
3 成果物の取りまとめ
・内閣告示の解説
・ローマ字の歴史、意義の整理
現代社会における使用状況の整理
・混乱を避けるための考え方の提示
※ 内閣告示の改定等を要する場合
→ 期の途中でも、大臣からの諮問を受けた上で、改めて検討。令和6年度も審議を継続。併せて関係府省等と調整開始。

令和6年度~(予定)
○ 上記Iの論点整理に
基づき、新たな課題について検討開始
○ ローマ字に関する成果物について周知
・ 必要に応じ各府省庁の施策との調整
・ 担当部局による教育上の適切な措置による手当て(学習指導要領への反映等)

国語課題小委(R4.7.19)
資 料 2