日本語( ニホンゴ )の源流( グヱンリウ )

日本語( ニホンゴ )の源流( グヱンリウ )―言葉( コトバ )の歴史( レキシ )が語( カタ )る日本語( ニホンゴ )と日本人( ニホンジン ) プレイブックス・インテリジェンス → ISBN:4413040414

　金田一先生( キムダイチセンセイ' )の後繼本( コウケイホン )か？と思( オモ )はれるぐらゐ春彦先生( ハルヒコセンセイ' )の影響( エイ' キヤウ' )を受( ウ )けてゐる。春彦先生( ハルヒコセンセイ' )ならこの内容( ナイヨウ' )で許( ユル )すのだが、春彦先生以外( ハルヒコセンセイ' イグワイ )から二番( ニバン )煎じの隨筆( ズイヒツ )みたいな日本語論( ニホンゴロン )を提供( テイキヨウ' )されても、腹( ハラ )いつぱいといふ氣( キ )もする。内容( ナイヨウ' )は、金田一先生( キムダイチセンセイ' )と同樣( ドウ' ヤウ' )、起源論( キグヱンロン )には中立( チユウ' リツ )で差( サ )しさはりのない概略( ガイリヤク )だけ、言語論( ゲンゴロン )には、日本語( ニホンゴ )への愛情( アイジヤウ' )べつたりの日本語特別論( ニホンゴトクベツロン )が竝( ナラ )ぶ。ただ、方言論( ハウ' ゲンロン )に關( クワン )しては、現代口語( ゲンダイコウゴ )は、平安時代( ヘイ' アンジダイ )の東國方言( トウ' ゴクハウ' ゲン )の後繼( コウケイ )であり、文語( ブンゴ )とはつながつてゐないと、暗( アム )にほのめかした部分( ブブン )はプラス評價( ヒヤウ' カ )であらう。