互換漢字 對 異體字タグ

 眞の解決策は、當用漢字や83JISで作られた略字をすべて捨てて、略字が占有してゐる符號値に正字を割り當てることです。これで互換漢字は一切使はなくて濟みます。また、異體字タグを有效に使ふ方法は、正字を割り當てたことで追ひ出された略字を改めて異體字タグで表現して、過去の國語政策を記述するためだけの用途に殘せばいいでせう。
 では、UnicodeとShift-JISの互換性をどうするか、答へは簡單です。UnicodeとShift-JISの變換表はそのままにして、Unicode正字に置き換へたのと同樣にShift-JISも正字に置き換へればよいだけです。過激な方法に感じますが、實は、JIS X 0208 では規格に準據してゐます。どうせ JIS X 0213 は携帶電話で使へないので普及しないし、JIS X 0208正字を採用すれば、携帶電話でも正しい字形が表示されます。
 もう略字による整合性はコンピュータの世界では破綻してゐるので、略字政策は早急に破毀したはうが良いでせう。