こちらからも新常用漢字表批判が

 最近、意外とアクティブなカナモジカイだが、新常用漢字表にもコメントを出したやうだ。さう言へば、戦後、表音文字化への出発点として当用漢字表制定を積極的に推進した勢力にカナモジカイも加はってゐたから、全く無関係とは言へない。

 3.パソコンなどの 情報機器を 利用すれば、テガキは できない ような むずかしい 字でも 比較的 たやすく つかう ことが できる。 それは タシカで ある。 だが、その ことを 字数を ふやす 理由に するので あれば、それらの むずかしい 字は テガキを する バアイには つかう 必要の ない ことと すべきで あろう。 ヨミカキに 関する 各種の 調査結果を 直視し、教育現場などの 意見を スナオに うけとめる ならば、テガキが できる ことを めざすのは、1000字以下とし、そのほかの 字は よめるだけで よい ものと すべきで あろう。

 実は、かういふところは同意できる。私の持論は、制限漢字表は教育現場(児童と外国人)のためにしか必要ない、である。今の常用漢字表をあれこれ弄るのは無意味だらう。この無意味な作業のために、これ以上税金を使はないでほしい。