- 『日本語は論理的である(ISBN:9784062584456)』
『日本人の脳に主語はいらない(ISBN:9784062584104)』(id:ziom:20090725:p1) と同じ著者。前著と違ひ、書いてある内容はまとも。この本から先に出して様子を見た方が良かっただらう。前著でト印臭がついてしまったのが勿体ない。取り敢へず、右脳、左脳の研究は引っ込めて、純粋に構文論で勝負すべきだ。彼の研究では、左脳言語→母音主体・主語なし、右脳言語→子音主体・主語ありと関連があるやうだし、研究面でもそこそこ評価できるが、これは欲張りすぎだ。まづ、各言語における構文と音韻の関連性を証明して、それが学会で評価を受けた後でなければ次のステップにはいけない。借りた書籍なので、返す前に重要さうな表を書き留めておく。
日本語 | 英語 | |
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論理 | 容器の論理 | 主体の論理 |
比喩 | 容器の比喩 | 擬人の比喩 |
古典論理 | 命題論理 | 述語の部分 |
日本語 | 英語 | |
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複文 | 容器の論理(命題論理) | 容器の論理(命題論理) |
単文 | 容器の論理(命題論理) | 主体の論理(述語の部分の論理) |