パスポート:ヘボン式ローマ字と異なる場合

(2018/09/03)

 上記のページは今後のブログ記事でも扱ふ機会があるのですが、官庁や自治体のページはアドレスが変はってリンク切れになることが多いので、この記事に引用しておきます。

  • 長音表記表
読み方 原則 ヘボン式 原則 ヘボン式
オオ O OH・OO 大野(オオノ) ONO OHNO
OONO
遠山(トオヤマ) TOYAMA TOHYAMA
TOOYAMA
オウ O OH・OU 河野(コウノ) KONO KOHNO
KOUNO
加藤(カトウ) KATO KATOH
KATOU
洋子(ヨウコ) YOKO YOHKO
YOUKO

 ヘボン式では氏又は名の末尾が「オオ」の音であり、そのヨミカタが「オオ」の場合の綴りは「OO」になります。
 ヨミカタが「オウ」の場合は、ヘボン式の綴りが「O」となり、非ヘボン式表記(長音)として、「OH・OU」の申出ができます。

  • 【例】高遠(タカトオ) → TAKATOO
  • 【例】高遠(タカトウ) → TAKATO [非ヘボン式表記(長音)として、TAKATOH・TAKATOU]

参考

 該当ページとは関係ないですが、パスポート式ローマ字で訓令定義から逸脱してゐるのは下記の3点です。

  • 撥音「ん」は原則「N」とつづるが、「B, M, P」の前では「M」。「'」は省略。
  • 促音「っ」は原則 後ろの子音字を重ねるが、「CH」の前では「T」。
  • 長音は、符号の「^」を省略し、単音として扱ふ。