現代假名遣ひは正假名遣ひのネオテニーか？

動物が幼生形のままで生殖巣が成熟して蕃殖する現象。メキシコサンショウウオ・イソギンチャク類・クラゲ類などに見られる。

どうも現代假名遣ひを教育してゐる限り、正假名遣ひへの突然變異は１０００人の數人程度の割合だが、今後も續きさうだ。實際、ネットでの正假名遣ひ實踐者には、高校生や大學生などの若い世代もゐる。古い世代だけの現象ではない。もちろん、ネオテニーの一例と言はれる「飛べない鳥」のやうに、一度、飛ぶことを忘れた種族は、全體として飛べないまま絶滅してしまふ。しかし、現代假名遣ひの教育には、正假名遣ひの潜在的ＤＮＡが組み込まれてをり、正假名遣ひ實踐者が絶滅することはないであらう。