『実は、適切に漢字が含まれている文章は、現代仮名遣と歴史的仮名遣とでは、それほど変らない。
違いは、
- 「思ふ」「加へる」のようなハ行四段・下一段活用動詞
- 「ゐる」「用ゐる」「率ゐる」のワ行上一段活用動詞(これらのみ)
- 「植ゑる」「飢ゑる」「据ゑる」のワ行下一段活用動詞(これらのみ)
- 「行かう」のようなハ行四段動詞の未然形+推量の助動詞「う」
- 「ありがたう」「おいしうございます」などの形容詞連用形ウ音便
- 「かう」「さう」(「かうする」「さうする」など)
- 「でせう」「でせうか」
くらいであろう。 』