ニュートン9月號

 ニュートン9月號は、北京特輯だったが賣れたのかな?昨日までは書店で平積みになってゐたやうだ。私は、ニュートンは毎月書店で購入し購讀してゐる。ところが9月號の北京特輯だけは購入しなかった。理由は、未來志向で純學問的な内容に興味があるのであり、北京五輪に便乘した中國の歴史特輯なんて全く讀む氣が起きなかったからだ。中國の歴史なんて、ケーブルテレビのヒストリーチャンネルを見れば、毎日嫌ほど見れる。中國が工作資金をたっぷり注ぎ込んだ香ばしい番組だ。實際、近所の書店でも、通常號なら發賣日から半月たてば、平積みから棚に移されるのが、北京特輯號だけは、次號發賣で撤去されるまで平積みになってゐた。買ふ氣がしなかったのは私だけではないやうだ。
 ところで、以下のニュースを見付けた。納得するところが多い。

『「日本のツアー会社も、北京観光の“おまけ”として不人気競技のチケットを100円でつけたり、10万円引きの女子バレー観戦ツアーを用意するなど叩き売り状態。結局、満席となったのは卓球やバドミントンなど中国国内で人気のスポーツだけ。女子バレーの日本対ポルトガル戦は6割以上が空席。柔道も日によっては5割以上が空席でした」(旅行代理店関係者)』

 日本人は、春秋戰國や三國志などのファンタジーに興味があるのであり、虚飾に滿ちた今の中國には興味はない。