携帯電話では正仮名遣ひが有利

 携帯電話の入力において、正仮名遣ひは打鍵数の面で現代仮名遣ひよりも有利である。

【短音の入力】

1   1  
2   2 X
3   3  
4   4 X
5   5 2
3 3    
4 4    
  • 「ゐ」と「ゑ」は記号呼び出しの記憶欄に登録することで省力化可能。特に「ゐ」は使用頻度が高いので、最初の選択候補に来ることが多い。
  • 「づ」は携帯端末によっては、濁音ボタンで「つ」→「っ」→「づ」の変換を採用してゐるので、一回分、余分な打鍵が必要になる。

【長音の入力(直音系)】

コー こう 8 かう 4      
ユー ゆう 5    いう 5   
ヨー よう 6 やう 4    えう 7
  • 他行や濁音も上記に準ずる。
  • 二拍目が「ふ」の場合も同様。

【長音の入力(拗音系)】

キュー きゅう 8     きう 5   
キョー きょう 9 きゃう 7    けう 7
  • 他行や濁音も上記に準ずる。
  • 二拍目が「ふ」の場合も同様。
  • 拗音の小書きをしない場合、さらに一回分、打鍵が減る。

【まとめ】
「ゐ」「ゑ」「えう」を除き大半の入力で打鍵数が同じか減ってゐる。「ゐ」「ゑ」も記号登録すれば打鍵数が少なくて済むし、幸ひにも「えう」は字音なので、仮名書きをすることもない。したがって携帯電話の入力では正仮名遣ひが圧倒的に有利である。