特集「ローマ字入力」: 導入

(2018/11/19)

 純ローマ字ブログ*1を始めてから1年経ちました。途中、検索支援用に seesaa にもブログ*2を立ち上げ、もちろん、このブログからもリンクを張って紹介してゐますが、純ローマ字ブログのアクセス数は絶望的に上がりません。書いてゐる内容がつまらないといふのは事実ですが、それ以前に、ローマ字文そのものに読者を引き付ける力がありません。その反証として、このブログは正仮名文ですが、続けてゐれば、徐々にアクセス数は増えてゐます。
 宮沢賢治のローマ字日記だって書いてある内容の割には読まれてゐると思ひませんし、逆に、著者自身が読まれたくないからこそローマ字で書いたとも言へます。ケイン・コズギのローマ字ブログは好評のやうですが、それは、彼が日本語ネイティブではなく、漢字仮名交じり文の教育を受けてをらず、彼なりに、日本のファンにメッセージを伝えるために見つけた手段だからです。そして、ファンもそれを理解してゐるから、不満も言はずローマ字文を読んでゐます。このやうな状況にない日本語ネイティブの芸能人がローマ字ブログを書いても、熱狂的なファンでなければ、わざわざ読んだりしないでせう。
 とはいっても、かういふものは5年間程度続けなれば真価を問ふことはできません。だから、法律の書写やコーパスの整理など、創作力が不要な記事で続けていくつもりです。このブログからも月に一度はリンクで紹介します。
 前置きが長くなりましたが、以前は私はローマ文の指南書はローマ字文で書くといいました。したがって、このブログでは指南書みたいなものは扱はないのですが、唯一、ローマ字の入力は、ローマ字を用いた漢字仮名交じり文の作成手段なので、このブログで扱ふことができます。次回から6回にわたって紹介します。