旧かなづかひで書く日本語

「旧かなづかひで書く日本語(ISBN:9784344980471)」を読んで、表記に違和感がないのを感じた。もちろん、私が正字正仮名に慣れてゐるせゐもあるが、この本は、略字正仮名なんですよね。読書をする場合、真つ先に目に入るのが漢字の部分なので、漢字を略字にしておけば、仮名の部分を正仮名遣ひに変更しても、あまり気にならないやうだ。実際、パソコンで正字を入力するのはIME辞書のメンテナンスが結構大変なので、意外とストレスがたまつたりする。一方、正仮名遣ひだけだと、ハ行四段活用で若干手直しが必要になつてくるけど、それ以外の部分は標準の辞書で不便を感じない。助動詞の部分は、平仮名をそのまま入力すればいいだけだ。

かういふスタイルのはうが、日記を書くのに向いてゐるのかな?正字正仮名は欲張り過ぎだつたかもしれない。しばらくは略字正仮名で、日記を書いてみよう。