特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」: の検索結果:

特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」: 終止形と連体形以外に接続する助詞

(2020/05/04) 特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」 文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策情報 | 国語シリーズ | No.23 ローマ字問題資料集 第1集 5 用言に附く助詞のうちで「ば」「ても」(「でも」)「て」(「で」)「ながら」「たり」(「だり」)などは続けて書く。 これらの接続助詞は、用言では活用形の一部と見なされるので、続けてかきます。ただ、接続助詞「ても」「でも」は「も」の独立性が高いので、切り離した方がいいやうな気がします。

特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」: 連助詞

(2020/05/04) 特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」 文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策情報 | 国語シリーズ | No.23 ローマ字問題資料集 第1集 〔注意1〕助詞「は」「も」が助詞「に」「で」に重なった場合には続けて書く。 〔注意2〕接続の「と」は続けて書く。 〔注意3〕禁止の「な」は続けて書く。 この規則は、高度な文法知識が必要な割りに可読性が高まると思へないので、一律で切り離した方がいいやうな気がします。

特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」: 助詞

(2020/05/04) 特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」 文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策情報 | 国語シリーズ | No.23 ローマ字問題資料集 第1集 4 助詞は、離して書くのを原則とする。 助詞には体言に後続するもの、用言の終止形と連体形に後続するもの、用言のそれ以外の活用形に後続するものがあります。原則として、離して書くものは、体言と用言の終止形と連体形に後続するものです。

特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」: 終止形・連体形に接続する助動詞

(2020/05/04) 特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」 文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策情報 | 国語シリーズ | No.23 ローマ字問題資料集 第1集 〔注意3〕助動詞「そうだ」は様子・有様などの意味をあらわすものは、「そう」を前の語に続けて書くが、伝え聞く意味をあらわすものは前の語から話して書く。(次項参照) …………… 3 助動詞のうちで「だ」「です」「らしい」「ようだ」および伝え聞く意味をあらわす場合の「そうだ」などは、離して書く。 用言の…

特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」: 形容動詞型の助動詞

(2020/05/04) 特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」 文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策情報 | 国語シリーズ | No.23 ローマ字問題資料集 第1集 〔注意2〕助動詞「そうだ」「ようだ」は sô da、yô da のように、それぞれ「だ」を離して書く。 形容動詞型の助動詞は一語であっても、語尾にある「だ」の独立性が高いので「だ」の部分から分かち書きします。

特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」: 助動詞

(2020/05/04) 特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」 文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策情報 | 国語シリーズ | No.23 ローマ字問題資料集 第1集 2 助動詞は続けて書くのを原則とする。 原則とは、分かち書きすると示された助動詞以外は続けて書くという意味です。

特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」: 接辞

(2020/05/04) 特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」 文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策情報 | 国語シリーズ | No.23 ローマ字問題資料集 第1集 〔注意3〕接頭語・接尾語は続けて書く。 otera お寺 massakini まっ先に anatagata あなたがた ronriteki 論理的 dorodarake どろだらけ 接辞は読みやすさの点からハイフンを積極的に入れた方がいいでせう。 otera → o-tera anatagata …

特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」: ハイフン

(2020/05/04) 特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」 文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策情報 | 国語シリーズ | No.23 ローマ字問題資料集 第1集 〔注意2〕複合語で一語としてまだ十分に熟していないものにはつなぎ「-」を入れる。 ハイフン「-」は必須ではありません。読みやすくするために入れる記号です。日本語は音節が単純なので、ハイフンを用ゐずに音節の多い単語をそのままつづると、似たやうなつづりが連続して出てくるので読みづらくなります。慣れの要…

特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」: 形容動詞

(2020/05/04) 特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」 文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策情報 | 国語シリーズ | No.23 ローマ字問題資料集 第1集 〔注意1〕いわゆる形容動詞と認められる語は、「だ」をはなして書く。 kirei da きれいだ zyôzu da じょうずだ 前回の記事で触れたやうに、日本語の言語感覚として、形容動詞「静かだ」には単語として一体感がなく「静か」と「だ」に分解するのが自然に思はれます。辞書の見出し語は「静か」ですし…

特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」: 単語

(2020/05/04) 特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」 文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策情報 | 国語シリーズ | No.23 ローマ字問題資料集 第1集 Ⅱ 分ち書きのし方 1 原則として単語はそれぞれ一続きに書き、他の単語から離して書く。 1947年草稿のローマ字分の書き方は、つづり方だけでなく分かち書きの記述も豊富です。分かち書きは訓令化されませんでしたが、資料価値は分かち書きの記述の法が高いでせう。さて、「単語」といふ用語が出てきました。実は…

特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」: 外国語のつづり

(2020/02/24) 特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」 文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策情報 | 国語シリーズ | No.23 ローマ字問題資料集 第1集 〔附記1〕外来語は国語音のつづり方に従って書く。 inki インキ naihu ナイフ tabako たばこ ranpu ランプ 〔附記2〕外国語(地名・人名を含む。)のローマ字つづりは、原則として原語に従って書く。ただし日本語風に呼びならわした地名・人名は外来語なみにあつかう。 「附記1」は、「…

特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」: 長母音のゆれ

(2020/02/24) 特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」 文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策情報 | 国語シリーズ | No.23 ローマ字問題資料集 第1集 3 いわゆる長母音はその文字の上にやまがた「^」をつけてあらわすか、または母音字を重ねてあらわす。ただし、「ていねい」「命令」などの「エイ」は ei とする。 ~ ~ ~ ~ Tôkyô 東京 ryôri 料理 ~ ~ ~ ~ ôkii, ookii 大きい tiisai 小さい ~ ~ ~ ~ …

特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」: 訓令第二表

(2020/02/24) 特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」 文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策情報 | 国語シリーズ | No.23 ローマ字問題資料集 第1集 〔備考2〕次のようなつづり方も必要に応じて習わせる。 shi(シ)、chi(チ)、tsu(ツ)、fu(フ)、ji(ジ、ヂ)、sha(シャ)、shu(シュ)、sho(ショ)、cha(チャ)、chu(チュ)、cho(チョ)、ja(ジャ、ヂャ)、ju(ジュ、ヂュ)、jo(ジョ、ヂョ)、di(ヂ)、du(…

特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」: 「ゐゑ」の扱ひ

(2020/02/24) 特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」 文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策情報 | 国語シリーズ | No.23 ローマ字問題資料集 第1集 1 直音 a i u e o ア イ(ヰ) ウ エ(ヱ) オ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ sa si su se so za zi zu ze zo サ シ ス セ ソ ザ ジ(ヂ) ズ(ヅ) ゼ ゾ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 2 よう音(拗音) ~ ~ ~ ~ ~ ~ …

特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」: 原文

(2020/02/24) 特集「1947年草稿ローマ字文の書き方」 文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策情報 | 国語シリーズ | No.23 ローマ字問題資料集 第1集 訓令議事録を斜め読みしてゐたところ「ローマ字文の書き方」の草稿が見つかりました。つづり方も分ち書きも1947年にほぼ骨格が決まってゐたことになります。つづり方は、1954年に「ローマ字のつづり方*1」として訓令になりました。一方、分ち書きは訓令化の機運も盛り上がらず、草稿段階のままとなりました。貴…