2019-01-01から1年間の記事一覧

特集「ローマ字の分かち書き」: 実例3

(2019/05/18) 特集「ローマ字の分かち書き」 夏目漱石 坊っちゃん 分かち書き (1) 文頭に置ける言葉は空白を前に置き、文末に置ける言葉は空白を後ろに置く (2) 「です」を後ろに置ける言葉は空白を後ろに置く (3) 「それ」を前に置ける助詞は空白を前に置く…

特集「ワープロ式ローマ字」: JIS X 4063

(2019/05/02) 特集「ワープロ式ローマ字」 当初、JIS X 4063 (仮名漢字変換システムのための英字キー入力から仮名への変換方式) を原文のまま紹介しようと思ひましたが、JIS の規格書は、法律条文と異なり著作権があるやうなので、そのまま転載できません。…

特集「ローマ字の分かち書き」: 実例2

(2019/05/18) 特集「ローマ字の分かち書き」 夏目漱石 坊っちゃん 分かち書き (1) 文頭に置ける言葉は空白を前に置き、文末に置ける言葉は空白を後ろに置く (2) 「です」を後ろに置ける言葉は空白を後ろに置く (3) 「それ」を前に置ける助詞は空白を前に置く…

特集「ワープロ式ローマ字」: 始めに

(2019/05/02) 特集「ワープロ式ローマ字」 ワープロ式ローマ字の特集を始めます。ワープロ式ローマ字とは、キーボードの英字キーから仮名に変換し、更に、仮名から漢字に変換するために使ふローマ字つづりです。この方式は一時期 JIS X 4063 として JIS 規格…

月刊ローマ字ブログ 2019/05/01-2019/05/31

20190505: 日本国憲法: 第4章(51-55) → Nippon-koku Kenpou: Dai 4-shou (51-55) - Roomaji Blog Wepimosezu 20190512: 日本国憲法: 第4章(56-60) → Nippon-koku Kenpou: Dai 4-shou (56-60) - Roomaji Blog Wepimosezu 20190519: 日本国憲法: 第4章(61-64) …

特集「訓令議事録」: 番外、JIS文字コードの怠慢

(2019/03/31) 特集「訓令議事録」 文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策情報 | 第21期国語審議会 | 第3回総会 | 次第・議事要録 それなのに,この間も申し上げたが,ローマ字の長音記号「^」とかが全然入っていない。今回の第3水準に入るらしいということ…

特集「ローマ字の分かち書き」: 新三原則

(2019/05/18) 特集「ローマ字の分かち書き」 夏目漱石 坊っちゃん 分かち書きの実例*1を3月から5月まで続けましたが、試行錯誤の結果、どうやら新しく分かりやすい三原則が見つかりましたので、最初から新三原則でやり直してみます。 分かち書き (1) 文頭…

特集「訓令議事録」: 「おほむね」の意図するところ

(2019/03/31) 特集「訓令議事録」 文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策情報 | 第2期国語審議会 | 第18回総会 | 議事 文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策情報 | 第2期国語審議会 | 第18回総会 | 議事 そへがきに「おほむね」といふ表現がありま…

特集「(旧)ローマ字の分かち書き」: 助動詞「ようだ」

(2019/02/09) 特集「(旧)ローマ字の分かち書き」 夏目漱石 坊っちゃん 分かち書き (1) 原則として、辞書の見出し語は分かち書きの独立した単位とする (2) ただし、接頭辞、接尾辞は分かち書きしない (3) 活用語の見出し語以外の形に接続する助動詞、助詞は分…

特集「訓令議事録」: 訓令第二表の位置づけ

(2019/03/31) 特集「訓令議事録」 一部の言はゆる訓令式派(訓令第二表否定派)による論調と違ひ、議事録では訓令第二表を非推奨にするといふ論調はないやうです。もちろん、一部の委員が心のなかではさう受け止めてゐたことは否めません。 文化庁 | 国語施策…

特集「(旧)ローマ字の分かち書き」: 助動詞「れる」

(2019/02/09) 特集「(旧)ローマ字の分かち書き」 夏目漱石 坊っちゃん 分かち書き (1) 原則として、辞書の見出し語は分かち書きの独立した単位とする (2) ただし、接頭辞、接尾辞は分かち書きしない (3) 活用語の見出し語以外の形に接続する助動詞、助詞は分…

特集「訓令議事録」: すり替へられた長音符号

(2019/03/31) 特集「訓令議事録」 1937年の訓令定義で、最終答申のときは、「ô」だったのが、実際の訓令では「ō」になってゐたことですが、通説では事務的ミスとなってゐましたが、意図的に省庁がすり替へてゐたといふ記録が見つかりました。 文化…

特集「(旧)ローマ字の分かち書き」: 十三四という表現

(2019/02/09) 特集「(旧)ローマ字の分かち書き」 夏目漱石 坊っちゃん 分かち書き (1) 原則として、辞書の見出し語は分かち書きの独立した単位とする (2) ただし、接頭辞、接尾辞は分かち書きしない (3) 活用語の見出し語以外の形に接続する助動詞、助詞は分…

月刊ローマ字ブログ 2019/04/01-2019/04/30

20190407: 日本国憲法: 第3章(31-35) → Nippon-koku Kenpou: Dai 3-shou (31-35) - Roomaji Blog Wepimosezu 20190414: 日本国憲法: 第3章(36-40) → Nippon-koku Kenpou: Dai 3-shou (36-40) - Roomaji Blog Wepimosezu 20190421: 日本国憲法: 第3章(41-45) …

特集「訓令議事録」: geocities 終了によりローマ字博覧会閲覧不可

(2019/04/02) 特集「訓令議事録」 訓令議事録の特集を3月に始めたものの、4月になって、Ro^mazi Bunko*1のリンク先にある『ローマ字博覧会*2』の閲覧ができなくなってゐます。これも geocities 終了の余波です。1937年訓令で長音についてどのやうな議…

特集「(旧)ローマ字の分かち書き」: 漢字一文字によるサ変複合動詞

(2019/02/09) 特集「(旧)ローマ字の分かち書き」 夏目漱石 坊っちゃん 分かち書き (1) 原則として、辞書の見出し語は分かち書きの独立した単位とする (2) ただし、接頭辞、接尾辞は分かち書きしない (3) 活用語の見出し語以外の形に接続する助動詞、助詞は分…

特集「訓令議事録」: 長音について掘り下げた議論があったのか?

(2019/03/28) 特集「訓令議事録」 Ro^mazi Bunko*1にある『臨時ローマ字調査会議議事録』ですが、写真版を眺めた限りでは、長音について掘り下げた議論が見つかりません。といふか長音の議論がいつ行はれたのかも実はわかりません。調査会のほとんどが「chi…

特集「(旧)ローマ字の分かち書き」: 助動詞「だ」と命令形とサ変複合動詞

(2019/02/09) 特集「(旧)ローマ字の分かち書き」 夏目漱石 坊っちゃん 分かち書き (1) 原則として、辞書の見出し語は分かち書きの独立した単位とする (2) ただし、接頭辞、接尾辞は分かち書きしない (3) 活用語の見出し語以外の形に接続する助動詞、助詞は分…

SHACHOU号とワープロヘボン式

(2019/04/13) 世間では、ゴーン氏と日産との資金の移動に注目が集まってゐますが、このブログで取り上げるとすれば、「SHACHOU号」のつづりでせう。日本語の「社長」をローマ字にしてクルーザーの名前につけたと思はれますが、訓令第一表(謂はゆる訓令式)で…

特集「(旧)ローマ字の分かち書き」: 形容動詞と様態の助動詞「そうだ」

(2019/02/09) 特集「(旧)ローマ字の分かち書き」 夏目漱石 坊っちゃん 分かち書き (1) 原則として、辞書の見出し語は分かち書きの独立した単位とする (2) ただし、接頭辞、接尾辞は分かち書きしない (3) 活用語の見出し語以外の形に接続する助動詞、助詞は分…

令和とローマ字「REIWA」

令和のローマ字頭文字が「R」か「L」かの議論が出てゐますが、さすがにローマ字界隈で「L」を主張する人はゐません。もっとも、1954年訓令では「L」が議論*1に上がってゐたのは確かです。この時に、「la, li, lu, le, lo, ci, cu, cya, cyu, cyo」が…

特集「(旧)ローマ字の分かち書き」: 助動詞「ます」

(2019/02/09) 特集「(旧)ローマ字の分かち書き」 夏目漱石 坊っちゃん 分かち書き (1) 原則として、辞書の見出し語は分かち書きの独立した単位とする (2) ただし、接頭辞、接尾辞は分かち書きしない (3) 活用語の見出し語以外の形に接続する助動詞、助詞は分…

特集「訓令議事録」: 幻のローマ字記号「キャロン」

(2019/03/21) 特集「訓令議事録」 『Ro-mazi Bunko*1』の『第3次主査委員会報告*2』に「ši, ťi, ťu, ťya, ťyu, ťyo」といふ表記が出てきます。イメージスキャナーで読み取った画像のため、文字が潰れてゐるのですが、どうも字上符「キャロン*3」のやうに見え…

月刊ローマ字ブログ 2019/03/01-2019/03/31

20190303: 日本国憲法: 第2章(9) → Nippon-koku Kenpou: Dai 2-shou (9) - Roomaji Blog Wepimosezu 20190310: 日本国憲法: 第3章(10-15) → Nippon-koku Kenpou: Dai 3-shou (10-15) - Roomaji Blog Wepimosezu 20190317: 日本国憲法: 第3章(16-20) → Nippon…

特集「(旧)ローマ字の分かち書き」: 助動詞「まい」

(2019/02/09) 特集「(旧)ローマ字の分かち書き」 夏目漱石 坊っちゃん 分かち書き (1) 原則として、辞書の見出し語は分かち書きの独立した単位とする (2) ただし、接頭辞、接尾辞は分かち書きしない (3) 活用語の見出し語以外の形に接続する助動詞、助詞は分…

「ティ」は「ti」か「te`i」か

(2019/03/21) いはゆる訓令式(訓令第一表)では、「ti」は「チ」と読むことになってゐます。ただ、「ti」を「ティ」と読むことを禁じてはをらず、文脈に応じて読み分けることになります。一方、ヘボン式では、訓令第二表の「chi」を「チ」のつづりとして定…

特集「(旧)ローマ字の分かち書き」: 助動詞「ぬ」

(2019/02/09) 特集「(旧)ローマ字の分かち書き」 夏目漱石 坊っちゃん 分かち書き (1) 原則として、辞書の見出し語は分かち書きの独立した単位とする (2) ただし、接頭辞、接尾辞は分かち書きしない (3) 活用語の見出し語以外の形に接続する助動詞、助詞は分…

「ヌァ」は「nwa」か「nu`a」か

(2019/03/04) 「ヌァ」といふ特殊音を「nwa」と定義してしまふと、訓令定義と矛盾する読みがでてきます。例へば、「緩和」ですが、訓令定義では「kanwa」とつづります。訓令定義には「nwa」を「ヌァ」と読むことが想定されてゐないので、「kan'wa」のやうに…

特集「(旧)ローマ字の分かち書き」: 助動詞「た」

(2019/02/09) 特集「(旧)ローマ字の分かち書き」 夏目漱石 坊っちゃん 分かち書き (1) 原則として、辞書の見出し語は分かち書きの独立した単位とする (2) ただし、接頭辞、接尾辞は分かち書きしない (3) 活用語の見出し語以外の形に接続する助動詞、助詞は分…

「ローマ」は「Rohma」か「Rooma」か

(2019/03/03) 「ローマ」は『NQH式ローマ字*1』では「Rohma」で、『ヱピモセズ・ブログ*2』では「Rooma」にしてゐます。翻字を優先すれば、「大戸」は「ooto」、「王都」は「outo」、「オート」は「ohto」となります。「ohto」のやうに、「h」の後ろに、「h…